ハーブ

古くから植物は、宗教や儀式に使用されさまざまな効果や効能があり医療が発達する前は、病気の治療や予防に役立てられてきました。19世紀になると西洋医学は、植物の有効成分だけをとりだし薬や治療に使うことに成功したものの化学薬品は副作用が見られることも増え」精油を使ったアロマやメディカルハーブが見直されています。

 

ハンカチやティッシュに精油を1〜2滴落として嗅ぐ「吸入」部屋に精油を拡散させる「芳香浴」(オイルウォーマーやディフューザーアロマランプを使用)お湯を張った浴槽に精油を3〜5滴たらすアロマバス。精油成分を使ったアロマトリートメント・マッサージ(キャリアオイルと精油を使用)

 

にんにくや生姜・バジル・しそなどはハーブ料理としてサラダにパスタにスープに大活躍します。ハーブオイルやハーブビネガーなど作り置きもでき簡単に手作りできるだけでなく風味豊かなレシピが広がります。

コリアンダーパクチー

 

カレーやスープの下味に使うローリエはローレルやベイリーフとよばれています。日本では月桂樹の葉と呼びます。「パクチー」は、「コリアンダー」「香草」と呼び方が変わります。呼び名が変わると混乱してしまいますが同じハーブということも多いようです。和名、英語表記、漢字表記、中国での生薬名、別名などをまとめてみました。

ハーブの別名(英語表記)、別の呼び方(和名)、漢字表記、生薬名

英語での呼び方、英語表記 日本での別の呼び方(和名) 生薬としての別名・漢字名

アルファルファ
Alfalfa

ムラサキウマゴシ
紫馬肥やし

 

アーティチョーク
Artichoke 

チョウセンアザミ朝鮮薊  

エキナセア
エキナケア
Echinacea

ムラサキバレンギク  

イブニングプリムローズ
Evening Primrose

ツキミソウ
月見草

 

エルダーフラワー
elderfrwers

セイヨウニワトコ  

オレガノ
oregano
Origanum vulgare

ワイルド・マジョラム
花薄荷(ハナハッカ)
マージョラム 

ハナハッカ(花薄荷)

オレンジフラワー(花)
オレンジピール(果皮)
ビターオレンジ

ダイダイ  
オリエンタルジンセング オタネニンジン チョウセンニンジン
ガーリック にんにく  

カモミール
ジャーマンカモミール
ジャーマンカモマイル

カミツレ  
カレンデュラ トウキンセンカ  

キャットミント
catmint
キャットニップ

イヌハッカ
チクマハッカ

 
キャラウェイ ヒメウイキョウ  

ギムネマ
ギムネマシルベスタ

   

ギンコ
Ginkgo

イチョウ 銀杏
クランベリー

オオミノツルコケモモ
ツルコケモモ

 

クローブ
Clove

チョウジ
チョウコウ

丁子

ゴツコーラ
ゴツコラ
Gotu Kola
インディアンペニーワート
スペードリーフ

センテラ
センテラアジアチカ

ツボクサ
タイガーハーブ
雪積草
タラペトラカ

コモンマロウ
マロウブルー
ブルーマロウ

ウスベニアオイ  

コリアンダー
coriander

コエンドロ
(パクチー)
カメムシソウ

シャンツァイ=香菜=中国パセリ
サフラワー

ベニバナ
スエツムバナ・スエツムハナ(末摘花)

 

サマーセーバリー
サマーサボリー
サリエット

キダチハッカ  

シナモン
Cinnammon

ニッキ(肉柱)
セイロンニッケイ
セイロンケイヒ

桂皮(けいひ=生薬)

ジャーマンカモミール
German chamomile
カモミーユ
マンサニージャ(manzanilla)(スペイン)
マトリカリア(子宮の意味がある)

カミツレ(加密列)
カミルレ

 

 
スターアニス トウシキミ

八角
八角茴香(はっかくういきょう)
大茴香(だいういきょう)

スペアミント

ミドリハッカ
オランダハッカ

 

セージ
sage

ヤマヨウサルビア  

セルピウム
ワイルドタイム
Wild thyme
マザーオブタイム
Mother of thyme

洋種伊吹麝香草(ヨウシュイブキジャコウソウ)  

セント・ジョーンズ・ワート
St. John's wort
(聖ヨハネの日(6月24日)まで花が咲く

セイヨウオトギリ(西洋弟切)  

ソーパルメット
Saw Palmetto

ノコギリヤシ
ノコギリパルメット

 

ジャスミン
jasmine 

オオバナソケイ  
ジンジャー 生姜  

ガーリック
garic

にんにく  

コーンシルク
cornsilk

とうもろこしの絹糸(けんし)  

コンフリー
comfrey

ヒルハリソウ  

ゴーツルー
goat's rue

   

タイム
thyme

タチジャコウソウ  

ターメリック
turmeric

ウコン
鬱金、宇金、郁金、玉金

姜黄(キョウオウ)

タラゴン
Tarragon
エストラゴン (フランス)
Estragon

   

ダンデライオン
ダンディライアン
ダンデリオン
Dandelion

セイヨウタンポポ  

チコリ
チコリー

チコリ
キクニガナ

 

チェストツリー
chastetree
チェストベリー
アグヌスカスタス
Vitex agnus-castus

セイヨウニンジンボク
イタリアニンジンボク

 

チャイブ
Chives
シブレット
Ciboulette

エゾネギ
セイヨウアサツキ

 

 

チャービル
chervil
セルフィーユ(イタリア)
フレンチパセリ(French parsley) 

ウイキョウゼリ(茴香芹

 

 

チリ
チリペッパー
ceyenne pepper

シマトウガラシ  
ディル イノンド  
ginseng チョウセンニンジン  
dang gui 

チャイニーズアンゼリカ
セイヨウトウキ

当帰(トウキ)

ネトル
ネットル

西洋イラクサ  
ハイビスカス(Hibiscus)

ローゼル(Roselle)
ロゼル
ロゼルソウ

 

パッションフラワー
Passion flower 

トケイソウ
チャボトケイソウ

 

バーベイン
pigeon grass(鳩の草)
pigeon meat(鳩の餌)

クマツヅラ(熊葛)
バベンソウ(馬鞭草)

 

バジル
Basil
バジリコ

メボウキ(目箒)
スイートバジル

 

バードック
burdock

ごぼう  

ヒース
heath
ヘザー

エリカ
Erica
ギョリュウモドキ

 

ヒソップ
Hyssop

ヤナギハッカ  

フェンネル
Fennel
フヌイユ (fenouil)
スイートフェンネル

ウイキョウ  

フラックス
Flax

リンシード
アマニ(亜麻仁)
アマ(亜麻)

 

フィーバーフュ
feverfew

夏白菊(ナツシラギク)
ナツシロギク

 
ペパーミント セイヨウハッカ  

ボリジ
Borage

ルリヂサ  
フェンネル

ショウウイキョウ (小茴香)
ウイキョウ(茴香)

 
     
ブラックコホシュ アメリカショウマ  

ペパーミント
peppermint

セイヨウハッカ  
ベスルート タチエンレイソウ  

ホーステール
ホーステイル
horsetail

スギナ(つくしが生長したもの)  
ホーソン セイヨウサンザシ  

マシュマロウ 
マーシュマロウ
アルテア

ウスベニタチアオイ
ビロードアオイ

 

マジョラム
スイートマジョラム
sweet marjoram
ノッテッド・マジョラム
knotted marjoram

マヨナラ  

マリーゴールド
カレンデュラ

キンセンカ(金盞花)  
マルベリー 桑(くわ)  
ミルクシスル

オオアザミ
マリアアザミ

 

メドウスイート
Meadowsweet

セイヨウナツユキソウ  

メリロート
メリロット

スイートクローバー  

ヤロウ
yarrow 
ヤロー

セイヨウノコギリソウ  

ラベンダー
コモンラベンダー

ラベンダー
イングリッシュラベンダー

 

リコリス
licorice

カンゾウ 甘草

リンデン
リンデンバウム
リンデンフラワー(花)
リンデンウッド(木)
ライム

 

セイヨウシナノキ(西洋科の木)  

レッドクローバー
レッドクロバー

ムラサキツメクサ(紫詰草)
赤クローバー
アカツメクサ

 

ラズベリーリーフ
レッドラズベリー

キイチゴの葉
ヨーロッパキイチゴ

 

レモングラス
レモンのような香りがする※トムヤンクンに使われる

レモンガヤ
レモンソウ(檸檬草)

 

レモンバーベナ
lemon verbena
Aloysia citrodora 

コウスイボク(香水木)
ボウシュウボク(防臭木)

※クマツヅラ科イワダレソウ属、別名香水木

レモンバーム
Lemon balm
メリッサ
Melissa officinalis

コウスイハッカ(香水薄荷)
セイヨウヤマハッカ(西洋山薄荷)

※シソ科セイヨウヤマハッカ属、別名セイヨウヤマハッカ

レディ−ズマントル
レディスマントル
Lady's mantle
聖母マリアの外套(がいとう)オーバー(コート)に似ているといわれている

ハゴロモグサ(女性の生殖器と相性が良いとされる)  

ローズヒップ
rose hip
Dog rose
ドッグローズ
ワイルドローズ
Wild rose

イヌバラ(日本)
狗?薇(中国)
栽培種としては犬なみ価値しかないという意味

 
ローズマリー マンネンロウ(万年郎)※永遠の青年の意味する  

ワイルドストロベリー
Fragaria vesca

ヨーロッパクサイチゴ
エゾヘビイチゴ
野いちご
プチベリー
スノーベリー

 

ワームウッド
wormwood

ニガヨモギ  

料理にも合うハーブ、香り良し風味良し味良し

肉・魚料理で使うハーブ

 

  1. レモンバーム
  2. チャービル
  3. スイートシスリー
  4. コリアンダー
  5. ローズマリー
  6. タイム
  7. ガーリック
  8. タラゴン
  9. マジョラム


卵料理・野菜料理・チーズ料理に合うハーブ

 

  1. チャービル
  2. バジル
  3. ローズマリー
  4. パセリ

 

スイーツの飾りや風味で使うハーブ

 

  1. アンゼリカ
  2. ペパーミント
  3. ミント

 

ハーブティに使うハーブ

 

  1. アンゼリカ
  2. レモンバーム
  3. ローズマリー
  4. レモンバーム
  5. キャットミント
  6. カモミール
  7. フェンネルシード

 

スープ・・パンに使うハーブ

 

  1. バジル
  2. コリアンダー
  3. パセリ
  4. タイム
  5. マジョラム
  6. セージ
  7. ガーリーク
  8. 月桂樹の葉(ローレル)
  9. アニスシード

 


ハーブティを耐熱ガラスのティポットやティカップで飲む理由

ハーブティ専門店に行くとガラス製のティポットやティポットが置いてあります。無茶苦茶ということばがありますが、来客時にお茶を出さないのは「無茶」苦いお茶を出すのは「苦茶(くちゃ)」おもてなしの心を持って茶菓子を用意しお茶淹れることは大切なこと。もてなされた側もとてもうれしい気持ちになります。湯呑や出された和菓子からも来客をもてなす心遣いが伝わりくつろぎの時間を過ごすことが出来ます。話は脱線しましたが日本茶は、急須に茶葉を入れてお茶を出すことが多くティバッグでいれることは少ないようです。

 

外国から入ってきた紅茶やハーブティは、ティバッグで淹れる方が多いのは、気軽に飲めるからです。だけどリーフタイプのティバッグでハーブティを飲む人が初心者さんでハーブの茶葉からハーブティを抽出する人が本格派でベテランというわけではありません。

 

イギリスやフランスなどハーブティの本場では、100年以上も前からティバッグが利用されています。本来の香りや働きを最大限に引き出すには大量の茶葉が必要なこと。すぐに飲まないと新鮮さが失われるためです。
ハーブ本来の働きや美味しさを抽出するのにリーフタイプが適しています。だから新しいガラス製を揃えなくても手持ちのカップで十分なんですね。お気に入りのティカップで優雅な時間を過ごしましょう。

 

茶葉には湿気や直射日光は厳禁

ローズマリー

シングル(単体)の味を知ってからブレンドティに挑戦する、あるいははじめからいろいろな茶葉を合わせたブレンドティーバッグに挑戦するのもお手軽です。ドライハーブやフレッシュハーブを使いワンランク大人の時間を過ごしましょう。ドライハーブは、お湯を沸騰させて一呼吸おいたお湯を茶葉にそそぎ蓋をして蒸らすのが美味しく飲む秘訣。鮮度の良いフレッシュハーブを使うときはポットにハーブをちぎっていれてお湯をそそいで蒸らしてから飲みます。フレッシュハーブもドライハーブも湿気や直射日光が苦手です。

 

夏や涼やかに氷を浮かばせたアイスハーブティ。アイスティは濃い目に入れるのがポイントです。ホットハーブティもアイスハーブティも気温の高い季節、低い季節によって楽しみ方が変わってきます。葉や花・実などの開き具合や香りを視覚や嗅覚など五感に優しく働きかけます。ガラス製のポットやカップが好まれるのは、ハーブを入れる時間がそのまま癒やしの時間につながります。


AMOMA ママや赤ちゃんのためのナチュラルブランド、ハーブティの評価が高い
日東紅茶 ノンカフェイン・無香料・無着色。紅茶のブランドとして有名。
SONNENTOR(ゾネントア) 農薬や化学肥料を使わない、厳しい環境下で育て手で摘み取る「ビオ・ダイナミック農法」質の良いハーブティブランド
ナチュラルショップ なごみ 有機JASマークが入ったオーガニックブランド
生活の木 有機農作物の日本農林規格(有機JAS)に合格。よりすぐりのオーガニックハーブブランド
セレッシャル アメリカ国内No.1の地位を誇るハーブティーブランド
PUKKA(パッカ)

バランスと味と香りにこだわったオーガニックハーブティブランド

 

ポンパドール 130年の歴史を持つ、ドイツ生まれのハーブティブランド
リプトン 日本でも有名な紅茶ブランド

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