更年期の不調を改善する漢方のチカラ

更年期女性

20代のときは、若さと勢いに任せて駆け抜け30代40代は劣化していく自分と向き合いながら子育て優先の生活をおくってきました。子育てが一段落して50代が近づいた今、自分の見た目やカラダと向き合うようになると同時になにか変!!シミもクマもシワもたるみも40代じゃないんだから深くなって当たり前だし介護ストレスで夜眠れないのも仕方ないんだわと思っていました。

 

気がつくとヒステリックに怒鳴り散らしてイライラを家族にぶつけている私。頭がカーーっとなりのぼせたようにふわふわします。顔から汗、頭からも汗、背中や首からもドバーッと汗がふきだします。これってもしかして噂の更年期なの??は〜〜あ。漢方薬を処方してもらっている人もいるけど、正直漢方って飲みにくくないですか?私は苦手・・

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エストロゲンの量と肌の美しさ

 

 

ところで更年期について理解しているかといわれると「そういえば更年期っぽい」というだけで何も理解していない私。更年期は、閉経の前後10年間といわれています。55歳の時点でまだ生理があり時折パタっと来なくなりまた復活します。私の周りでは50歳前に閉経した女性もたくさんいました。日本の閉経年齢は52歳なので人よりも長く続けています。私のように55歳でまだほそぼそとある人もいました。56歳になると3ヶ月〜半年に1回と間隔があきいよいよ閉経をむかえそうです。更年期というものが、前後10年ということは私は閉経後の60代になっても更年期症状が続くのかもしれないしそれは良く分かりません。

 

40代のとき妊娠していないのに生理が止まってしまい産婦人科に行きました。先生は40代で閉経するにはまだ早いと仰っていました。エストロゲンは女性らしさをつくるみなもと。中枢神経や心臓・血管・子宮・卵巣・乳腺・骨・皮膚・毛髪に影響を及ぼします。40代50代で急激な減少はカラダの中でジェットコースターが一気に落下するようなもので色々な乱れが起こります。


女性の更年期や不調を改善する漢方薬

風邪

発熱やひきはじめの風邪に桂枝湯(けいしとう)手足の冷えや悪寒に麻黄附子細辛湯(まおうぶしさいしんとう)ひきはじめの風邪や肩こりに葛根湯(かっこんとう)喉の痛みに桔梗湯(ききょうとう)

葛根湯 

むくみ

下半身が冷えて疲れやすいなら当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)トイレの回数が少ない人に五苓散(ごれいさん)汗を描きやすい人い防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)

五苓散 

胃痛・胃もたれ・吐き気

胃痛・胃もたれには六君子湯(りっくんしとう)や人参湯(にんじんとう)安中散(あんちゅうさん)

頻尿

頻尿・尿もれ(尿意の頻度が多くトイレの回数を我慢ができない過活動膀胱・尿意をもよおしたとき漏れてしまう切迫性尿失禁、くしゃみをした瞬間腹圧がかかり尿が漏れる 牛車腎気丸(ごしゃじんきがん)

カラダの疲れ・だるさ

ストレスに加味逍遥散(かみしょうようさん)血色が悪いときは加味帰脾湯(かみきひとう)胃腸の働きが衰えている時は補中益気湯(ほちゅうえっきとう)貧血気味十全大補湯(じゅうぜんだいほとう)

頭痛

手足の冷えと肩こりを伴う頭痛に呉茱萸湯(ごしゅゆとう)緊張や不安が強いときに葛根湯(かっこんとう)めまいやむくみがある人に五苓散(ごれいさん)のぼせがひどい人に桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)

うつ・不眠

血色が悪く疲れがピークの人に加味帰脾湯(かみきひとう)心身の疲れに酸棗仁湯(さんそうにんとう)、イライラ怒りやすい人に抑肝散(よくかんさん)

便秘

のぼせ肩こりに桃核承気湯(とうかくじょうきとう)お腹が張る人に桂枝加芍薬大黄湯(けいしかしゃくやくだいおうとう)乾燥肌と便秘に潤腸湯(じゅんちょうとう)

腰痛

疲れやすいひとに八味地黄丸(はちみじおうがん)頻尿を伴う人い牛車腎気丸(ごしゃじんきがん)

不妊症

当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)、温経湯(うんけいとう)

にきび

桂枝茯苓丸加?苡仁(けいしぶくりょうがんんかよくいにん)化膿に十味敗毒湯(じゅうみはいどくとう)副鼻腔炎を伴う化膿性にきびに荊芥連翹湯(けいがいれんぎょうとう)

月経痛

冷え性で生理痛がひどい当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)下腹部痛芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)便秘を伴う桃核承気湯(とうかくじょうきとう)

 

月経不順

当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)

冷え性

当帰四逆加(とうきしぎゃくか)桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)、温経湯(うんけいとう)加味逍遥散(かみしょうようさん)

PMS(月経前緊張症)

当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)、

プレ更年期

当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)、桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)桃核承気湯(とうかくじょうきとう)、加味逍遥散(かみしょうようさん)

更年期

※更年期に効く漢方、ホットフラッシュ、ほてり、のぼせには、当帰芍薬散、加味逍遥散、桂枝茯苓、女神散、温経湯

女神散 

 

職場の先輩や実家の母は、更年期なんて気のせいよ、気にしないのが1番と言っていたけど気のせいでやり過ごす事ができたのは若いうちだけ。頭から湯気が出るほど汗がふきだしたり顔から汗がでるほどふきだすのはやっぱり苦痛です。それにあと数年いつ終わるともわからない症状に悩まされるのは困ります。元々の性格や体質・食生活も影響しているし生活環境も影響します。だから症状には個人差があるし重い人と軽い人が現れるのです。

 

これら更年期や女性特有の不調には漢方薬が良い仕事をしてくれるというわけ。漢方薬に食事療法や運動療法心理療法(セルフケア)を取り入れていけば三つ巴で不調を和らげることができます。

漢方薬の基礎知識(陽証・陰証の外見)

体力や体質・見た目(外見)から証を見極めます。陽証(ようしょう)と陰証(いんしょう)、熱証(ねっしょう)と寒証(かんしょう)ともいいます。漢方薬は、熱と寒と下に説明した実と虚
によって決まります。

 

陽証

 

陽証(ようしょう)=「熱証」の人は口が乾きやすい、尿の色が濃い、下半身が冷える、体温は低いのに熱がこもるような人です。陰証(いんしょう)=寒証の人は、顔色が青白く お腹が冷たい人です。このタイプの人は頭痛や下腹部痛腰痛や頭痛がひどい人に多いようです。

 

陰証

 

体質をあらわす実証(じっしょう)・虚症(きょしょう)・中間証とは?

実証

実証と虚証は、外見や声・元気・食欲・便秘などから判断します。実証は体力があって筋肉質のガッチリタイプ、血色も良く抵抗力も強いですが便秘傾向が強いです。一方虚証は、体力がなく痩せ型、虚弱体質な方。中間証はそのあいだということになちます。西洋医学が悪い部分にターゲットを絞っているのに対し漢方は病気ととらえにくいもの(検査をしても医学的な異常が見つからないなど)の調子を整えていくのが得意分野。体質からカラダを整えていく対処法です。食生活や生活習慣の見直しなど相乗効果も期待できます。

 

虚証

たとえば食品には、カラダを冷やすトマト・キュウリ・なす・セロリ・すいか・バナナ・豆腐・枝豆・ビール・コーヒーがあります。反対にカラダを温めるのはネギ・にら・生姜・リンゴ・梅・栗・さんま・あじなどがあります。

 

食事や運動などで体質は変えられます。健康だった人が不健康な生活を続けていたら実証(じっしょう)だった人が虚症(きょしょう)になることもあるし逆に虚症(きょしょう)から中間証や実証に変わることもあるのだそうです。


気虚、気鬱、気逆、血虚、お血、水滞

さらに中国漢方医学では、気虚(ききょ)、気鬱(きうつ)、気逆(きぎゃく)、血虚(けっきょ)、お血(おけつ)、水滞(すいたい)など6つに分けられます。私は、水滞と診断されました。甘いものを摂りすぎたり水分を摂りすぎる人は水滞がおこりやすいそうです。毎日甘いオヤツとコーヒーを飲んで麦茶やお茶を飲んでいたせいかもしれません。水滞は、水毒とも呼ばれるもので発汗や排尿量が極端に多かったり少なかったりする異常がおこります。運動不足で体内の水分を排出しにくく湿気が多い気候になると熱中症になりやすいのも水滞の人の特徴です。

 

  • 気虚(ききょ)の人は、疲れやすく元気がない人。季節の変わり目で体調を崩しやすく話し方は覇気がなく無口で話したがらない。
  • 気鬱(きうつ)の人は、元気がない、無気力。頭が重い、うつっぽい。
  • 気逆の人は、のぼせや発汗、動機がみられます。
  • 血虚の人は、貧血や肌の乾燥が見られます
  • お血の人は、生理異常、肩こり、便秘

 

ホットフラッシュ頭部多汗症を改善する漢方薬

更年期障害に効く漢方薬は、当帰芍薬散、加味逍遥散、桂枝茯苓丸です。当帰芍薬散は、冷え性でむくみやすく方に処方されます。外見は顔色が青白くいかにも病人(元気のない方)虚証タイプ血虚タイプに処方されます。イライラしやすい、カッとなりやすい精神不安定な中間証、気滞タイプには加味逍遥散が処方されます。体力があるガッチリ実証タイプでのぼせほてりがある場合桂枝茯苓丸が処方されます。

 

頭部多汗症やホットフラッシュ・のぼせやほてり発汗がみられる女性には、加味逍遥散・桂枝茯苓丸・温経湯・温清飲(うんせいいん)防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)です。

 

防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)は水を排出したい方向けの漢方薬です。漢方薬局で調べてみたら私は水滞タイプだと判明しました。でも漢方薬局の薬剤師は男の人が多く女性特有の更年期の汗のこととか便秘や肥満のことって具体的には相談しにくいものです。女どうしだからいえることって分かってもらえることって多いですよね?

 

漢方薬は、合う合わないもあるから気軽に立ち寄れる場所があれば良いよね?近くには婦人科専門の薬局が少ないです。ところで水滞(すいたい)タイプは、ぽっちゃり体型で汗や尿のトラブルを抱えている女性に多く水滞タイプの人には、「五苓散」が良いそうです。

 

軽い運動をして、汗をかき、余分な水分や老廃物を出すことで体内の水の状態を良くすることができます。


漢方薬は苦くて飲みにくい。独得の匂いが臭くてマズイ

漢方

漢方薬は、独得の匂いがあります。オブラートに包んでも喉に詰まるしとにかく臭くてまずいと思いながら飲んでいました。私は、不妊治療やつわりのとき漢方薬を処方されて飲んでいました。当帰芍薬散は、はじめて処方された漢方で相性が良かったみたいですぐに生理が順調になりました。(排卵抑制剤の治療の効果もあったと思いますが・・漢方薬はすぐに効かないと思っていたので即効性には拍子抜けしました。

 

ただつわりのときは、合う合わないがあると思いながら飲んでいました。なんとなくだけど調子が良いと感じるときとよけいに悪化して嘔吐してしまうことがあり診察のたびに自分に合う漢方の名前をいって調子が良かったとか言っていた記憶があります。普通の薬と違って患者の体に合わせた処方を体調の波に合わせて変えていくイメージがありました。

 

いずれにしても即効性があるのも薬が合えば効果が期待できるのも経験済みでしたが味がまずくて吐き出しそうになりながら飲んでいました。毎回「マズイですよね?」と言うのでドクターも「良薬口に苦し」と仰っていました。体に合っていても飲みにくいものは飲みにくいのです。甘草とか入っていても変な甘さと苦さで逆に飲みにくいと思ったし顆粒は後味が口に残って苦手でした。


漢方薬の値段と保険適用について

日本では昭和51年以降148種類の医療用漢方製剤に保険適用がされています。煎じ薬でも保険適用が効くケースがあります。ただし医療機関によっては自由診療(自費診療)で実費が必要な場合があります。受診されるさいに「健康保険で使用できる漢方薬を処方してほしい」と伝えれば安心です。保険適用なら3割負担で済みますが保険適用外になると全額自費負担となるため治療費が高額になります。費用は、市販薬やサプリメントが比較的安く漢方薬局での処方が高いようです。ツムラなどは中国から輸入している生薬を国内で調達する動きがみられます。

 

値段は、煎じ薬だと、1日分450円〜600円(28日分1万2600円〜1万6800円)エキス剤250円〜500円28日分7000円〜1万4000円)錠剤や丸剤だ1日分180円〜480円と28日分で5040円〜1万1200円

漢方薬は臭くてまずい粉薬は飲みにくい

朝鮮人参

漢方薬は、独得の匂いがあります。オブラートに包んでも喉に詰まるしとにかく臭くてまずいと思って飲んでいました。不妊治療やつわりのとき漢方薬を処方されましたが良薬口に苦しと思いながら我慢して飲んでいたけど気持ち悪くて途中で何度も吐き出しそうになりました。甘草とか入っていても変な甘さと苦さで逆に飲みにくいだけなんですよね。粉薬は飲みにくいし口に残る後味が苦手でした。


漢方薬が苦手な方のための和漢サプリ

病院で処方してもらった漢方薬は、顆粒タイプでしたが甘苦い独得の顆粒が口に残り匂いも苦になりました。更年期に効く漢方を探していたら高麗人参より田七人参の方がレビュー評価が高く白井田七人参サプリが人気でした。

 

私のおもな症状は、頭がカッカとして頭にも首にも肩にも背中に汗をかくこと。鼻の頭に玉みたいな汗が出ることとオデコがテカること。ホットフラッシュというんでしょうか?見た目にもいかにも更年期症状で恥ずかしい思いをしています。田七人参、別名「三七人参(サン・チー、チーティエンサン)」や金不換(きんふかん)と呼ばれています。三七は、種を撒いて生薬として収穫できるまでに3〜7年かかることからその名前がつけられ金不換は金にはかえられないところからその名がつきました。中国では国外輸出禁止になっていたので日本の漢方でもあまり知られていないのだそうです。

 

 

 

 

 

 

私が、飲みはじめたきっかけは、レビューの評価が高いことと病院に行きたくなかったからです。病院って待ち時間が長いし漢方薬局も相談しにくいから、物は試しで・・と思って購入しました。最初は、高いし効いてるか効いてないか分からなくて肝機能や高血圧血糖値やコレステロール値・尿酸値が高くて飲み始める人もいるけど私は、数値の問題がなくて効き目はよくわからなかったのです。でも止めると不調になるのでやっぱり効いていたのかな・・と。なんかよく分からないけど飲むとなんとなく良いというのが私の正直な感想です。

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