更年期の貼り薬エストラーナテープ0.72mg
更年期の貼り薬エストラーナテープ0.72mgは、女性ホルモンであるエストラジオールを配合した貼付剤(貼薬)
経皮吸収型エストラジオール製剤(エストラーナRテープ 0.72mg)のリスクといえば癌です。卵胞
ホルモン剤によりホルモン補充療法(HRT)は、長期間続けることで子宮内膜癌の危険性が高まるといわれています。1〜5年間で2.8倍、10年以上で9.5倍とのこと。
乳がんに関しては、黄体ホルモン配合剤の投与は、プラセボ投与と比較して乳癌にな
る危険性が高まったと報告されています。また認知症(アルツハイマー)も同様の結果があらわれています
更年期症状を主治医に相談、エストラーナテープ0.72mgの処方
3ヶ月おきに子宮頸がんの検査をしています。子宮頚管粘液を採取し細胞を検査し2週間後に結果が分かります。3ヶ月ごとに器具を挿入し2週間後に結果確認・・毎度のことながら嫌なドキドキと不安です。今回もHPV(ヒトパピローマウイルス)16型ー陰性、HPV(ヒトパピローマウイルス)18型ー陰性、ハイリスクー陽性でした。HPV16型やHPV18型の方がガンの発症率が高いのでHPV16型やHPV18型が陽性となった時点で手術をしなければなりません。
検査をするときも年齢的な悩みを相談していたのですが、ヤバイと思う瞬間が増えたため本格的に相談をしました。交通事故(接触事故)を起こしそうで運転が心配になる、家族も自分の状態に不安を抱いていること、そして厚さ4ミリのガラスに激突しガラスが放射線状に割れてしまったことなど・・具体的なエピソードや首や背中・頭がドカドカするようになったことをはなしたところ「生理はいまどんなかんじですか」と生理のことを聞かれました。生理は、毎月来るけど2日か3日ぐらいで終わる」と話しました。
「年齢的にも更年期だからホルモン療法にしましょう!」と一言。私が子宮頸がんの方に影響が無いか聞いてみたところ子宮頸がんは、感染症。更年期は女性ホルモンの方だから関係ないとのことでエストラーナテープを処方してもらいました。
女性ホルモン療法を開始
私は、漢方薬やサプリなどもいろいろ試したけど結果が伴わなかったので女性ホルモン療法に切り替えましたが、主治医の先生によると女性ホルモン治療が1番効果があらわれやすいそうです。私が処方してもらったエストラーナテープという貼り薬は2日に1回使用するもので腹部か臀部にペタッと貼るだけです。こんな簡単タなシールみたいなテープ1枚で発汗やのぼせ不眠を改善し骨粗鬆症も改善できるそうです。
実は、長子を妊娠したときも悪阻で入院したときも同じドクターで26歳から30年間おせわになっています。だけど・・更年期のことを相談できるようになったのは、55歳過ぎてからなのです。ずっと顔見知りの先生であっても風邪をひいたとか喉が痛いといったことならともかく更年期のことって相談しにくいものなんだなと思いました。
エストラーナテープは処方されたばかりなので効果があるのかないのかまだわかりません。いつからいつまで貼らなければいけないかも分かりませんが、飲み薬と違って飲み忘れはなさそう。2日に1回の貼替えなので貼り忘れもなさそう。エストラーナテープは不妊治療でも使用されるようですが、最初にはったとき以下のようなしょうじょうがあらわれた場合使用を止めてすぐに受診するようにいわれました。
ふくらはぎの痛み、むくみ、握ると痛い、赤くなっている、
胸の痛み(押しつぶされるような痛みが続き息苦しい
頭痛・・激しい痛み。キラキラギザギザの光が見える
半身の脱力やしびれ・しゃべりにくい
視覚障害・・見えにくくなる視野が狭くなる
めまい・舌のもつれ・失神・けいれん・意識障害・腹痛
貼り薬本当に効くの?
エストラーナテープは、サロンパス・サロンシップ・湿布薬モーラステープでおなじみの久光製薬(ひさみつせいやく)の貼り薬です。久光は、湿布だけが主力ではなく最近は水虫薬のブテナロック、鎮痛剤のフェイタス、コレステロールのコレストン、アレルギーのアレグラなどを開発しています。
エストラーナテープは、女性ホルモン(エストロゲン)を皮膚から吸収するための薬で低下した女性ホルモンを補うもので女性ホルモン補充療法(HRT)で用いられる薬です。0.09mg、0.18mg、036mg、0.72mgとあります。汗をかいているとはがれやすくなるので入浴後や運動後は、水気を吸い取ってから貼ります。2回に1回の貼替えですが入浴時ははがれやすいので注意します。一度剥がすと粘着力が低下するので剥がさずそのままお風呂に入るのがベストです。
更年期障害のホットフラッシュ(のぼせや発汗)に効果が高く尿失禁や膣乾燥・骨粗鬆症にも効果が期待できます。50代に入り処方してもらったのでいつまで処方してもらえるかわかりませんが処方してもらえてよかったです。
エストラーナテープの薬価(薬)の値段、処方代
2週間(14日分)=7枚で810円。薬価は106.20円だそうです。4週間(28日分)で1620円です。サプリメントより安いですが、2週間〜4週間に1回婦人科に行かなければなりません。自宅の近くに婦人科が無いので交通費がかかりました。病院へは仕事の休みのときにしかいけません。今日の待ち時間は2時間ほどで行き帰りの時間を合わせると午前中いっぱいまでかかり半日済んでしまいました。14日分ということは・・1ヶ月に2回病院に行かなければいけないということになります。ちなみにネット個人輸入のお店で14日分で5000円ちょっとの値段が付いていました。高い!!病院の婦人科に行けば薬は、3割負担で810円〜1620円なので高くはありません!
病院の待ち時間が苦手な私、漢方薬で効くなら漢方薬や漢方サプリで対処すればいいと思うし命の母やエクオールのサプリで効果がみられるなら命の母やエクオールのサプリメント飲まれると良いと思います。私は、色々試して最終的に更年期治療の貼り薬「エストラーナテープ」を使い始めましたが、顔汗や首汗や頭汗などカッカとくる首から上のドカドカした感じがすご〜く楽になりました。
更年期障害貼り薬の副作用
副作用といえば・・下腹部に貼った日にズキンズキン、シクシクと下腹部痛がありました。耐えきれない痛みではなくエストラーナテープがダイレクトに効いているかのようなじわじわした痛みが短時間ありました。排卵日が近かったので貼り薬とは関係なく時期的に排卵痛だったのかもしれません。年齢が年齢なので排卵してるかどうかも謎ですけど。
外陰部のかゆみも無し、オリモノも変化無し。まだ数日なので皮膚のそう痒感や赤斑もありません。ただ汗をかく時期は辛いかも?お腹や胸よりも背中側の汗がひどいのでお腹側に貼るつもり。ただ貼薬を貼るようになったら背中の汗も気にならなくなったので様子を見ながら臀部にもはってみます。
生理は、年齢的に生理日の日数が少なくなっていました。不定期で不順だったので大きな変化なしでした。更年期の貼り薬を貼ったことで止まっていた生理がこなくなったり来たりということもありません。元々ひどかった生理痛が和らぐということもあまり分かりません。乳房痛もカラダがだるいのは、更年期の症状としてあったもので全身の「なんとなく不快」な症状が緩和されました。ドカドカカッ〜としていたのでが「ド」ぐらいで終わりました。
副作用は半数近くの人にみられるそうです。皮膚の赤斑やそう痒感28%、乳房緊張感16%、オリモノ10%、子宮出血8.8%など全身に副作用があらわれやすいので長期使用する場合は注意が必要です。
エストラーナテープ 入浴時の防水対策
エストラーナテープは楕円形にカットしてあるので入浴時も大丈夫です。私は、シャワーメインなので剥がれることはなかったのですが、ついつい手で触れてしまいそのたびに(剥がさないようにしなきゃ)と意識して過ごしました。湯船に長時間浸かる方は、ロールタイプの防水フィルム ロールタイプを使うと便利です。
10センチ幅と5センチ幅があるのでお好みに合わせてカットしてください。エストラーナテープは4センチ弱なので5センチ幅の方が扱いやすいです。防水フィルムは、患部を濡らしたくない時や水仕事でアカギレがひどいときの指サック代わりに、指のささくれに靴擦れができたときや踵が割れて歩くたびに痛い時、キズ当てガーゼやバンドエイドを濡らしたくないとき、貼ることができます。ケガをしたときの入浴時に重宝しかなり薄いので貼るのはコツが必要ですが使い始めると絆創膏より蒸れにくいしはがすのも簡単です。コスパも良いので1つ用意しておくと便利です。
皮膚からの貼付剤で効果はあるの?
本来皮膚の表皮や角質層は、異物が体内に侵入するのを防ぐバリアー機能の役割を果たしています。細菌や異物をシャットアウトできるのは皮膚の役目。飲み薬(経口薬)は、薬の濃度が高すぎると副作用が出やすく濃度が低いと効果がありません。更年期障害のホルモン療法は、エストラジオールが使われます。エストラジオールを経口投与しても腸管からの吸収が悪く副作用があらわれやすくなります。皮膚に貼り薬を貼る(貼付剤)による治療は経皮薬物送達システム(TDDS)のメリットをいかし、副作用の問題を最小限により効果的な治療方法で自然に近いカタチでホルモン補充療法を行うものです。足りないものを補う治療法なので効果があらわれやすいというわけ。個人的には効果ありだと実感できました。悩む前に早く始めればよかったと思ったぐらいです。ただし患者側も治療に関する知識をもったうえでメリットデメリットを理解し選択をしなければいけません。
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