誰にも相談できない=更年期を悪化させやすい
発汗やホット不フラッシュ・ほてり・顔汗・頭汗・顔面紅潮が更年期による症状だと頭では、理解できても大量の汗やほてりに悩まされている女性も少なくありません。症状を乗り越えるために婦人科やクリニックで取り入れられるのが、心理療法 (psychotherapy=サイコセラピー)です。心理療法は、科学的手段を使わず治していくものですが更年期においては、たとえばエストロゲン(女性ホルモン)が不足している女性は、ホルモン補充療法といったアプローチや体質そのものを改善していく漢方薬。気分の落ち込み・倦怠感・不眠・抑うつの症状が強い場合は投薬治療というように他の方法と組み合わせて併用治療が一般的です。
息子との会話「お父さんとお母さんが喧嘩をすると、だいたいお母さんが正論で正解のことが多い、お父さんが叱られても仕方ないと思うけどだんだん関係ない話盛り込んでくるよね」といわれました。女性の脳は、左脳と右脳の紐付けが得意で記憶から情報を呼び起こすためあれもこれもと枝葉をつけて話が長くなるのだそうです。男性の脳の構造と女性の脳の構造は、根本的に違います。女性は、信頼を寄せ安心できる心理セラピーやカウンセラーのもとで物事の問題となっている解決の糸口を見つけやすいそうです。
更年期の女性は、抱え込んだ悩みなどを女友達と共有したり相談することでも立ち直ったり症状が気にならなくなることもあります。
自分がじっくり話すことで症状が緩和したり物事の考え方を変えやすいといわれています。
やすいのに対し男性は話すことでストレス発散ができたり症状が改善することは少ないのだそうです。更年期世代は、子供の自立や夫婦関係の変化、介護や職場のストレスなどあらゆる問題がふりかかりやすいものです。そういった要素が複雑に絡み合い更年期症状を悪化させたり長引かせてしまうのです。
精神療法(せいしんりょうほう)は主に情緒不安定や物事の考え方に異常がみられたり認知・行動に問題や不適応がみられる場合行われるますが心因性の精神疾患の場合薬物療法が中心となります。
閉経は人生の折り返し地点、かかりつけ医を持とう
日本人女性の平均寿命は、89歳。性成熟期と老年期のターニングポイントが平均50歳で迎える閉経です。でも閉経してからの残りの人生は、40年も残っています。更年期でようやく折り返し地点を通過したところです。今から70年前の昭和22年の平均寿命は、男性50歳、女性52歳でした。人生50年、初潮の年齢も結婚し出産する年齢も子供を産む数も今人は比較ができません。それより3年前の昭和20年の平均寿命は、男性23.5歳、女性23.5歳だったとか32歳だったといわれています。若くして亡くなるのは戦死する男性が多かったこと栄養失調などで亡くなる女性が多かったというのもあるのですが生まれたばかりの赤ちゃんが早く死んでしまったということが1番大きいと思います。
死んだ祖母は父と叔父のほかに女の子を二人産んだそうです。男は戦争に行き女だけが残されて生まれた子供に母乳もあげたくても出なかった・・貧しくて重湯もあげられなかった・・貰い乳もできず仕方なく米のとぎ汁を与えて栄養不足で育たなかった死なせてしまったと話していました。女や子供というと配給では人足(手伝い)も半人前、男(父親)がいないから配給も少なくされたりとあからさまに周りに意地悪をされた話しを聞いたことがあります。女の子二人も死なせてしまったこともあり男の子は、必死に育てたそうですが平和な時代に生まれ医療が発展した現代ですが昔の人には、考えられなかった長寿の弊害といえば更年期・子宮体がんの増加・骨粗鬆症などです。女性にとって良き相談相手は、女友だちや姉・母親・娘より専門の「かかりつけ医」です。
お産のときは、あれほど通いつめた産婦人科も遠のいてしまっている人多いと思います。私も最後の子を出産してから自分の体のことなど無頓着にしてしまい後悔しています。子宮頸がんの検査が陰性になってしまい今は婦人科検診が欠かせません。私は、40代のときに検査にひかかってしまったのですが子宮頸がんの検査だけでなくもっと頻繁に婦人科に相談に行くべきだったとあとからすごく後悔しました。とにかく行きづらいものですが、私のようにあとから「婦人科に行けばよかった」と後悔する前に「良き相談相手」として女性にとってのライフパートナーとしてかかりつけ医がいることは大事だと思いました。
閉経以降かかりやすい病気
骨盤臓器脱(こつばんぞうきだつ) | 女性ホルモンが減少する更年期の女性に多い、加齢で発症。出産回数が多い女性で肥満・便秘がちな中高年女性がなりやすい、股にピンポン玉のようなものが出てくる、恥ずかしいため受診しにくい(臓器によって呼び名が変わる、子宮脱・膀胱瘤・直腸瘤など) |
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排尿障害 | くしゃみで尿が漏れる腹圧性尿失禁。何度もトイレに行く過活動膀胱。我慢できずに漏れる切迫性尿失禁、トイレが近い頻尿 |
骨粗鬆症 | 女性ホルモンが減少したあとに発症しやすい。骨の密度が低下しスカスカになりころんだだけで骨折する。 |
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更年期うつ | 不眠や食欲不振など心身の不調、数年でおさまることがほとんど、5年以上続く人もいる |
無理や我慢は禁物、でも50代の孤独は命取り?
周りの50代女性が口を揃えていうことは、20代のときは、同じ出身学校の友達、同じ職場の友達と親しくしていたけど、30代から40代にかけては既婚・未婚・子供の有無で友達関係が変わる、でも50代になったら無理して嫌いな人と付き合わなくなったといいます。50代は、子供を通じて知り合ったママ友ともっと親しくなるか、疎遠になって切れるかのどちらか?40代で・・・子どもが勉強ができるとか運動ができると周りに威圧的な態度だった女性がいました。キツイ言い回しで説教めいたことを威張って言うのです。子どもが巣立ったあと孤独になってしまった人が何人もいます。
○○ちゃんのお母さんとして始まった交流は最初は子どもを通した付き合いなのですが相性が良いと長く付き合うことになります。子どもを抜きでも大人として付き合えるなら本物。50代60代の悩み多き時代を互いに救ったり癒やしたりする存在がいることでなんとか悩みから切り抜けることができます。友達づきあいが豊かだと高齢になっても外との関わりがあります。しかし孤独な人ほど認知症のリスクが高まるというのです。」
40代の頃は「しがらみ」を気にして無理やり相手に合わせたり我慢してていた人が50代になると人間関係にふるいをかけはじめます。そして「無理して付き合わない」「我慢しない」方針にシフトしはじめます。対人関係のストレスは自律神経のバランズを乱し副交感神経に影響します。閉経による女性ホルモンの減少など女性には大きな変化が訪れます。体も心もしんどいせいか人間関係で無理しなくなるのです。家族でも友達でも人間関係が豊かな人は長生きだった、孤独な人は短命だったというデーターもあるほどです。
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