しぶり腹・慢性便秘に桃核承気湯(とうかくじょうきとう)
漢方医学でいう「陽実証」タイプで体力がありガッチリ体型の方、固太り・肥満傾向・赤ら顔・のぼせやすい人・普段から便秘がちの方に合う漢方薬桃核承気湯(とうかくじょうきとう)。漢方成分の「桃仁(とうにん)」は、血行をうながし不安やイライラを鎮めてくれます。しかし桃核承気湯(とうかくじょうきとう)瀉下作用がある漢方薬と一面があります。成分に含まれる大黄(だいおう)と芒硝(ぼうしょう)には瀉下作用(下剤や便秘薬みたいな効果がある)があります。
頑固な慢性便秘(しぶり腹)に効果が期待できる
渋り腹とは、便意があるのに少量しか出ないことです。
頑固な渋り腹(しぶりばら)に効果が期待できますが、飲むとお腹が緩くなり下痢になることが多いようです。あまりにくだすようなら医師に相談。3回の薬を1回減らすとか飲む時間を調整する・漢方の組み合わせを変えたり様子をみていきます。桃核承気湯を飲んだ方の話では、『便通がよくなり顔にあったニキビがなおったけれど、怒りの感情が抑えられない、性格は今までどおり攻撃的なまま』『のぼせとホットフラッシュが軽快した』とのこと。
漢方薬は、個人の体の状態や普段の食生活によって効果のあらわれ方が変わります。しぶり腹がひどくてニキビもできやすい。糞詰まりがひどくて痔になりやすい・・便秘になるとイライラするというガッツリ便秘傾向が強い人向き?のようです。ただ、甘草(かんぞう)が含まれているため長期服用にはむかないようです。
便秘症で肌トラブルを抱えている人、痔に悩む人にもむいています。桃核承気湯(とうかくじょうきとう)の主な生薬は、桃仁(とうにん)、桂枝(けいし)、甘草(かんぞう)、大黄(だいおう)と芒硝(ぼうしょう)
排便時にウンコの色・形・かたさ・臭いを観察
突然ですが、あなたは毎日ウンコを観察していますか?我が家のトイレは洋式。便は、奥の方に送り込まれるタイプで紙で拭き取る前にまぢまぢと観察しないとウンコの色や形を拝みにくいです。昔は踏ん張るタイプの和式便所だったので大便が身近にありました。今は洋式で水洗便所で大きさも形も色も状態も確認しにくい時代。
家族のウンコの臭いもそれぞれ違います。すごく臭かったり誰がしたあとだとかわかります。私は、次に使う家族に「くさい」と思われたくないのでいわれたくないのでうんちしながら自動洗浄ボタンを押し「無かったこと」にしてしまいます。こんな神経質な性格のためストレスで便秘と下痢を繰り返す過敏性腸症候群です。下痢のときは、すごくイヤな臭いがします。便意を我慢してやり過ごすとすぐにお通じがなくなり固い岩みたいなお尻がヒリヒリするようなのが出ます。またジャンクフードや外食が多いと食事の量を調整するためお通じがなくなります。自分の分身であるウンコを毎回観察することで発見があります。
うんこの色は、茶色や黄土色が良く赤色・緑色・黒色は病気のサイン。理想的な色は、黄土色。黄土色というより黄金色と呼びたい程。理想のウンコは黄金色に輝いており神々しいかぎり。笑。
ジャンクフードや外食が多いと食事の量を調整するためお通じがなくなります。ただ・・そういう発見も自分の分身であるウンコを毎回観察することで見えてくるものがあります。続いてウンコの水分量やかたさにも注目しましょう。
水状の下痢便。紙にねっとりついてしまう粘着質な泥のような便もよくありません。うんちにも良いうんちと悪いウンチがあるのです。
色・形・かたさ・量・臭い、黄金色の理想のウンチ
コロコロしたうんちは、食物繊維も水も足りていません。更年期をすぎると女性ホルモンが減少するため筋肉量も減ってしまいます。そのため腹筋がもともと弱い更年期以降の女性や高齢女性は、細長いヒョロヒョロしたうんちになります。あとは、臭いにもチェックしましょう。にんにくやニラなどを食べていると強烈に臭います。肉食中心でもくさくなります。カラダから出たうんちは「いらないもの」「汚いもの」「忌み嫌われるもの」ですが、あなたの肌の状態や心身の調子にも影響を与えるカラダのバロメーターです。今こそウンコをちゃんと観察にウンコの声無き声に?耳を傾けましょう!そして黄金色に輝くステキな一本糞やとぐろを巻いたような素晴らしいうんちを目指しましょう。
閉経前どんな兆し(兆候)がみられるの?
初潮は13歳(中学1年生)と平均でしたが10代20代と生理不順に悩まされました。妊娠中の悪阻は入院しなければいけないほど酷いもので授乳期間中は、生理が来なかったのです。生理を再開させるときも婦人科のお世話になっています。閉経の年齢は、平均より遅いのはこれまでの生理の状態と関係があるのか無関係かわかりません。私の場合、30代でプチ更年期のような症状があらわれましたが40代前半になると不思議と規則的な生理周期となりました。40代後半になると経血の量が多くタンポンでもナプキンがドバドバに漏れてしまうひどの大量出血のことが多かったです。閉経の年齢が遅いせいか更年期症状が長く続いたような気がします。閉経の前にどのような兆し(兆候)がみられたか聞いてみました。あがる合図と前後して更年期症状があらわれます。
- 生理周期が40日と長かったのが20日ほどで短くなった
- ホットフラッシュがはじまった。
- 50代になり間隔があくようになった
- 40代前半で放っておいたらあがってしまった
- 量が増えた。(30分置きにトイレに行かないといけなかった)
- 5ヶ月ぶりにきた。 生理か痔か病気か判断に困る
- お通じが無い。しぶり腹になった。
- 50歳になったとたん、止まった
- 膀胱炎や腎盂炎を繰り返した
- 1週間〜10日ほどで生理早く来るようになった
- 閉経したと思ったら半年ぶりに来た
- 1ヶ月に2回来た。(30代で閉経)
- 経血の量も最後は茶色のおりものが少し出る程度
- 生理がわずか3日で終わる
- 生理がダラダラ長く続く1週間以上(8日〜9日目でようやく終わる)翌月は2日〜3日で終わる。
- 顔ののぼせがひどくなった
- 生理前や生理中は下腹部痛がひどく仕事に集中できなかった
- 40代前半で介護ストレスで生理が止まり婦人科で治療。
- 頭痛や吐き気で起きていられない日が多くなった
- 閉経前は、生理中は夜用ナプキンでも漏れてしまうことが多かった
- 経血の量が多くタンポンでも漏れてしまうことがあった
- 生理周期が順調になった
- 経血の量が減っていった
- 規則的だったのに不規則になった
- 不正出血がみられるようになった
- 1年で4回しか生理が無かった(貧血だと思ったら子宮筋腫がみつかった)
- 閉経したと思ったらまた来た。
- 閉経してから更年期症状がはじまった
- 閉経前から更年期症状がみられた
- 子宮内膜が厚くなり大量出血→その後子宮体がん検査
- 子宮内膜増殖症と診断された→その後子宮体がん検査。
- 基礎体温を測定したら無排卵月経だったことが判明した(※)
(※)基礎体温をはかり無排卵月経が判明した。治療をせずに放置するとエストロゲン値だけが上昇するため子宮内膜が肥厚・増殖、子宮体がんのリスクが高まるためホルモン治療の必要がある。
気になる点といえば閉経前の40代後半から50代にかけて生理の量が増えたことです。実母も同じようなことを言っていました。蝋燭の火が消える前にぶあっと燃えるんじゃない?とからかいましたが子宮内膜が分厚くなっていると子宮がんのリスクが高まるようなので心配になってきました。
症状があらわれたら、もうすぐ閉経の兆し(サイン)。女性ホルモンが急激に減少することで心身の不調がありますが、それからの人生の方が長いので明るく前向きにとらえていきたいですね。量が少なくなるからナプキンの交換も時間が経つと血が酸化して黒くなってると「黒い血・・やばい何か悪い病気なの?」と心配になります。便秘からくる痔でお尻から出血してるのか??
閉経前後の不正出血、これって生理?それとも病気?
と心配になりませんか?忙しくて病院に行く時間がない方、病院で検査するのが怖い方!診察台の上に上がるのに抵抗がある女性。私は、検査が陽性反応が出ているので3ヶ月おきに調べてもらっていますが・・あそこの内診は何回やっても慣れないし本当イヤ、匿名郵送検査キットもあるので上手に活用してください。
閉経年齢の平均は何歳?
閉経の平均は、50歳。食事や運動といった自然療法や代替治療またはホルモン補充療法によるアプローチで症状を緩和させることができます。
女性は、思春期、妊娠、出産を経て女性ホルモンが大きく劇的に変動します。また1ヶ月の間でも生理周期の間に女性ホルモンが変化します。そして閉経を迎える頃に一気にジェットコースターのように急降下します。閉経前は、妊娠の可能性があります。でも閉経するより前に卵巣ホルモンのバランスは崩れ始めます。脳が排卵を命じても衰えはじめた卵巣は、司令どおりには働けなくなります。閉経を挟んだ前後5年、10年が更年期。自律神経が誤作動を起こし不快症状やトラブルが生じやすくなります。
閉経で増える排便トラブル
夫や舅姑との不和不仲、同居高齢者の病気や介護、夫の浮気、夫の定年、子供の自立などの問題の更年期世代。閉経前の兆候には個人差がありますがホットフラッシュ、多汗(顔汗・頭汗、背中から首にかけての発汗)、ほてり・顔面紅潮、イライラ・排便トラブル(お通じが少ない・しぶり腹で便意があっても少量のうんちしか出ない)が増えます。50代以降は、女性ホルモンの減少で筋肉量も減るため腹筋がない人は、糞詰まりを起こしやすくなります。弱まっているので集中が長く続かず大事な用事を忘れてしまったりミスが増えたりします。
天気(気象)に影響される便秘と更年期症状
カラダの調子や更年期症と排便は、気象(天気・気圧・湿度)の影響を受けます。「気象病」をご存知ですか?気象病は、梅雨時や湿度が高くなると頭と体が痛くなり重くなります。急激に気温が下がる前日は骨折した部位に鈍痛があります。気象病は、自律神経系のバランスが交感神経優位となるため起こると考えられており排便トラブルとも密接につながっています。漢方のサプリで体調を整えると改善するかもしれません。
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