HIV AIDS性行為感染症(STD)

厚生労働省エイズ発生動向の2016年までの結果をもとにHIV AIDSの年次別患者数をグラフにしました。エイズは、１９８１年にゲイの男性が最初に診断されたため『ゲイ＝エイズ』ゲイがかかるものという間違った認識が広がりました。

 

30年以上前に起こった神戸のエイズパニック。スマホもパソコンも普及していない当時聞きなれない「AIDS」の断片的な情報だけが独り歩きし流言（デマや信憑性がない嘘・根も葉もない噂）で人々はパニックに陥りました。

 

30年前のエイズパニック

 

新聞は、神戸市在住の２９歳の女性が体調不良で入院し肺炎と診断されたあと高熱が続き最終的にエイズ患者特有のカリニ肺炎と診断され亡くなったと報じました。さらに「不特定の男性１００人以上を相手に７年間売春行為を続けていた、三宮・元町で出会った男性と性交渉を持ったため、心当たりのある人は血液検査を」記されていたため『AIDS＝死ぬ』と売春婦人との性交渉があったと思われる男性からの問い合わせが殺到したそうです。中には解離性障害やノイローゼにかかり検査結果が分かる前に自殺をはかった男性もいたそうです。

 

 

正しい知識がないとパニックに陥る

日本人は得体の知れぬ病気が流行るたびに『無知』ゆえにパニックに陥っています。狂牛病にかかった牛海綿状脳症（BSE）の足元がよろよろした映像が繰り返し流れ牛肉を皆が買い控え鶏インフルが流行したときは鶏肉を買い控え豚インフルエンザが流行したら豚肉を買い控えました。HIVやAIDSも同じです。

 

コンドームをつけない

 

不特定多数の人とのセックス

 

男性間によるアナル性交

 

 

 

病気は、早期発見・正しく理解をしたうえで治療をすすめていくことが肝心。クラミジア・梅毒・淋病・性器ヘルペス感染症・カンジタ症・ヘルペス（帯状疱疹）・トキソプラズマなどさまざまな性感染症により性器の粘膜が壊れると一気にHIV感染のリスクが高まります。最初は無症状かもしれません。しかしもしかしたらあのとき・・と思ったら早期発見がなにより大事。早期に治療をスタートさせることで余命をのばすことにつながります。

 

 

わたし、性病？と思ったら性病検査

 

性病の感染経路

 

性病の感染経路は性交渉。セックスだけでなくオーラルセックスでも感染します。おりものが臭う・外陰部が痒い・下腹部痛・インフルエンザみたいな症状はありませんか？性病は、1つだけでなく2つ3つと重複感染のリスクが高まります。HIVやエイズの場合は長い長い慢性感染症といます。とはいっても、無症状→インフルエンザのような症状→長い潜伏期間を経て発症するので最初に「もしかしてあのとき・・」と心配ならば早めに調べておくと安心です。

抗体検査によって陽性となり二次検査によりHIV感染が確認された場合、後天性免疫不全症候群発生届を提出し必要な手続きをします。

 

HIVの感染が認められたら抗HIVの治療をはじめます。エイズワクチンはまだ見つかっていないので現段階では完治は難しいもののHIVからAIDSに移行するのを抑えるための治療をはじめます。治療は一度始めたら一生死ぬまで続けなければいけません。HIVウィルスの増殖を抑える薬をのみ続けますが体に変化がないからといって中途半端な薬の飲み方をしていると薬を飲んでも効かなくなる（薬剤耐性ウィルス）の出現も考えられます。医師に処方された薬を正しく服用しましょう。

 

 

治療の目安となるのがCD４とよばれる免疫リンパ球数の数値です。200以下になると日和見感染の発生が増えるためHAART療法（ハート療法）で
数値が下がらないような治療をすすめます。

 

HAART療法（ハート療法）は、日和見感染やHIVから後天性免疫不全症候群 (AIDS) の発症を抑えるための治療で2000年以前薬価が高く1万ドル（2000年当時は1ドル96.9円なので96万20000円）今は、ドルも上がっているので1ドル110.819円換算で1ヶ月分110万8190円。（ただし安価なジェネリック薬が開発されています）

 

多剤併用療法（HAART療法 ）だと治療費は全額自己負担となり15万円〜20万円。国民保険や健康保険を使うと3割負担となります。また高額療養費制度・医療費助成制度など各市町村の助成制度も利用します。身体障害者手帳を交付してもらうことが可能でさまざまなサービスを受けられますが認定基準は症状によってことなり1級から4級まであります。とくに日常生活に支障をきたす場合、等級によっては重度身障者医療費助成を受けられることもあります。

 

治療を継続していけば非感染者と同じくらいの寿命がまっとうできます。また自分が感染していることがわかれば周囲への感染をくいとめることもできます。

 

エイズに関しては、麻薬やゲイと関わりが深く日本でも感染者の68％が男性で特定の人だけが感染するといった偏見や差別があります。性行為に及ぶすべての人に感染する可能性が無いとはいえないのです。HIVウィルス自体は感染力が弱いため会話をしただけでは、うつりません。握手をしただけでは感染しません。咳やくしゃみでは感染しません。お手洗いお風呂を共用しても感染しません。プールで一緒に泳いでも同じタオルを使ってもうつりません。エイズの人の血を吸った蚊に刺されても感染しません。これらは水や空気に触れることで水や空気に弱いウィルスが死滅すると考えられます。

 

HIVの感染経路は性的接触、血液感染、母子感染の3つ、日常生活の接触では感染しないといわれています。主に20代から40代の年齢層が発症しやすいものの最近は10代や50代にも広がりをみせています。

 

 

病名	HIV、AIDS(後天性免疫不全症候群)
おりものの量や状態	淋菌・梅毒・クラミジア・ヘルペス・カンジダを性感染症（STD)重複感染することが多い。白い、淡黄色、臭いが強くなる
アソコの臭いやあそこの痒み	症状によって強い痒みが出ることも、泡状のおりもの、強い臭いや魚臭、悪臭、外陰の?痒、排尿困難などの症状があらわれる、ただし性感染症（STD)重複感染している場合。
原因	HIVの原因は、感染ウィルス。Human Immunodeficiency Virus（ヒト免疫不全ウイルス） 性的感染・血液感染・母子感染が主な感染経路。輸血による感染、アナルセックス、オーラルセックス、フェラチオなど。
他の症状	HIVに感染し無症状期をへて10年以上経ってからエイズを発症

 

初期症状	インフルエンザの症状に似ている（数週間で消える）無症状のこともある
皮膚	刺激や紫外線に敏感になる
病変	口腔・外陰部・生殖器・肛門などヘルペスや帯状疱疹などの重複感染のリスクが高まる
リンパ節	首・後頭部・脇の下・鼠径部などにあるリンパ節は有害物質を排除しようと腫れる
夜間の発汗	夜間に汗をかきやすくなり睡眠を妨げる
性感染症（STD)	クラミジア・トリコモナス・淋病・HPV感染症（ヒトパピローマウイルス）子宮頸癌などの重複感染のリスクが高まる
体温・発熱	平熱より高く37~38度
月経	月経前症候群のような症状がおこることがある
匿名による検査	HIVが陰性か陽性か匿名による検査を行い陽性が出た場合医療機関で確認をしてもらう必要がある。HIVは体液を介して感染するためHIV感染を広めないようにしたい。

 

性の多様性を意味するLGBT（エル・ジー・ビィー・ティー）や GLBT（ジー・エル・ビィー・ティー）といった言葉をご存知でしょうか？女性だけど女性が好きなLesbian（レズビアン）のL・男性だけど男性が好きなGay（ゲイ）のG。男性女性両方共愛せるBisexual（バイセクシュアル）のB。からだの性とこころの性に不一致を感じている人のトランスジェンダー（TransgenderのT）の頭文字を組み合わせた言葉です。

 

対象が「男」であるとか「女」であることで差別や偏見の目でみられがちな性的少数派、性的マイノリティ・・・性の多様化が認められる時代にはなったものの色眼鏡でみられる風潮は未だに続いています。そういった中で高齢化の波はすべての人に押し寄せます。

 

医療が発展した現代、薬を飲み続ければHIV感染者も年を取り非感染者と変わらずある程度平均寿命に近い年齢まで生きられる時代になってきました。そして一般の人と同じように透析や必要になったり介護が必要な人が出てきます。介護や医療の現場で入院や受診を拒否されることは少なくありません。性的マイノリティの人々の性衝動は、興味本位の対象のように思われています。知的障害や身体に障害のある障害者は、性欲がない・・そもそも性の話はタブーとされています。乙武洋匡さんの不倫がバレたときも一般人以上に叩かれバッシングされたのは、五体不満足なんだから浮気や不倫はもってのほか！という思い込みからがあったからでしょう。古市憲寿さんが擁護されていましたが　自分で処理ができない重度の障害者でも閉経で生理が終わった女性でも高齢女性者でもHIV感染者でも性欲は、病気や障害・年齢に比例して消えてなくなるものではありません。50代でも60代でも性交をするすべての人にとってHIV感染は、身近な問題としてとらえなければなりません・。

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オリモノの増加、無症状、性器クラミジア感染症

オリモノの増加、黄色っぽい、痛痒い、無症状で性器クラミジアに感染に気づかないことも多い。クラミジアにかかると粘膜から淋菌・HIVなど他の性感染症（重複感染）のリスクが高まる。感染経路は性行為・オーラルセックス・キス、うつしてる？うつった？誰からどこから

膣トリコモナス症（トリコモナス膣炎）

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おりものが変化する性感染症

膀胱炎・間質性膀胱炎

40代に多い膀胱炎、50代に多い間質性膀胱炎。膀胱炎より症状が重い間質性膀胱炎。膀胱炎を放置すると腎盂腎炎（じんうじんえん）になるかも。頻尿。失禁。過活動膀胱、排尿時のチクチクした痛み、不快症状を再発させない、繰り返さないための予防方法

尿もれ・尿失禁

恥ずかしい尿もれ、誰にも相談できない尿失禁尿道が短い女性は腹圧がかかると尿を漏らしやすくなる。くしゃみや咳こんだとき、大笑いしたとき、運動時のちょび漏れ」腹圧性尿失禁に有効な骨盤底筋運動やウォーキング、頻尿をコントロールする膀胱トレーニング

下着がおしっこ臭い・アンモニア臭

洋式トイレの仕方、アソコの拭き方間違ってない？前から後ろの新常識。下着がおしっこ臭い・黄ばむ・濡れてしまう・パットやナプキンがアンモニア臭い女性必見。女性ホルモンの分泌が減る更年期女性の外陰部は乾燥しがち、正しく拭かないと細菌が発生する

老廃物や腐敗物が体内に滞る停滞腸

朝食を食べない、冷たい食べ物や飲み物が好き、腹筋が弱い、おへそや腰が冷えやすい人は、停滞腸（ていたいちょう）になりやすい。排便力が弱く便秘や痔になりやすい。停滞腸は放置すると更年期症状が悪化しやすい。老廃物や腐敗物が体内に滞り不調を引き起こす

便秘から起こる痔（いぼ痔・切れ痔）

女性が一生で痔になりやすい妊娠出産後と更年期。閉経を迎える50代は女性ホルモン（エストロゲン）が減少しエストロゲンが減る。筋肉量が低下し便秘になりやすくいぼ痔や切れ痔になる女性が増える。痔を予防するために、うんちを溜め込まず出す、水溶性食物繊維が不可欠

出そうで出ないウンコ（大便）を掻き出す摘便（てきべん）体験談

ふんばってもいきんでも出そうで出ないカチカチ大便の対処法。肛門まで来ているのにコロコロウンコの塊（便塊）が邪魔をして出したいのに出てこない。肛門に指を突っ込みウンチをほじくり掻き出す摘便（てきべん）は医療行為で素人がやるのは危険。腸に穴があき死亡することも・・。

膝の痛み、変形性膝関節症

更年期で膝がガクガクする、長く歩くと膝が痛くなる変形性膝関節症。毎日3分の運動で1ヶ月後には痛みが消える！自宅で簡単に痛みが解消するストレッチ。肥満の人は減量しないと体重の3倍の負担がかかる。膝痛は運動不足から肥満になりやすい悪循環

O脚・不格好な膝のたるみ

O脚が引き起こす自律神経の失調、お金をかけずに自宅で今すぐO脚改善する方法。！O脚を直したいなら内転筋（内もも）を鍛え立ち方・座り方を意識するだけ。膝の上のたるんだお肉膝の上のポニョ問題解決方法。超簡単な膝ストレッチで痛みもたるみも治る！治せる

足の親指の下が痛い外反母趾

足の親指側が痛み、ズキズキ痛い外反母趾放置するとくの字に骨が変形する。赤く腫れていたら初期症状。50代の更年期女性に外反母趾が増加する理由は骨量と筋肉量の減少するから。原因はハイヒールや靴だけではなく姿勢・歩き方・座り方による骨盤の歪み。

足の小指の下が痛い内反小趾

日本人に多いエジプト型の足は、外反母趾になりやすい。スクエア型の足はウオノメやタコができやすい。足の小指の付け根が赤く腫れて痛い内反小趾の原因は靴だけではない。40代〜50代女性は閉経で女性ホルモンが減少することで骨量と筋力が低下するため痛みが生じやすい

男性ホルモン（テストステロン）低下、男性更年期障害(LOH症候群)

起床時に朝立ちしない、勃起障害（ED)、性欲がわかない、頻尿・尿のキレが悪い・残尿感がある、40代50代の中高年に増加。男性ホルモン（テストステロン）の低下で起こる男性更年期障害(LOH症候群)年のせい？テストステロンの数値と男性ホルモンを下げないコツ

ED・心身の不調は男性ホルモン低下による男性更年期

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キメが粗く開いた毛穴

更年期の顔汗でパカっと開いた醜い毛穴。ファンデで隠したりごまかしてもヨレるメイク。キメが粗いと老け顔に見える。赤星たみこさんのあわあわ洗顔で準備するもの。洗い方のコツを写真とイラストで解説、毛穴レスでキメの整った素肌を目指したい方必見

慢性疲労・倦怠感

更年期は、老化や劣化ではない！幸年期にするための15のヒント。寝ても疲れがとれない。体がダル重い。不定愁訴が原因？40代50代60代に多い慢性疲労。日常生活に支障をきたすことも・・。疲れを溜め込みやすい性格と行動。内科や心療内科より婦人科を受診する

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